梅雨の季節、皆様におかれましては、いかがお過ごしですか。
さて、4月・5月の2か月間、不動産の売却を検討されている方の売却査定を集中的に行ってまいりました。
不動産売買においては、購入される方は新たな暮らしに夢を描いて購入活動する方が多い一方で、売却される方は何らかの事情や課題を解決するために売却活動される方が多いという事は十分承知しているところではありますが、改めて、相続や離婚、終活を理由に査定金額を把握される方が非常に多いことを実感いたしました。
そんな中、あるニュースが印象的でした。
終活といえば、60代~70代の方が取り組む活動だと認識しておりましたが、最近ではなんと70代の次に「20代」が次に多いという調査結果が出ているのです。
その背景には、亡くなった後の手続きの煩雑さを若いうちから知り、面倒の無いように今のうちに整理しておこうという考えがあるようです。
また、こうした若年層の動きは、「所有すること」そのものへの価値観の変化とも重なっているように感じます。
「所有すること」で生じる手間やリスクを避け、必要なときに必要な分だけ利用する「サブスクリプション型」の考え方が広がる中、車だけでなく、住宅や不動産も「所有しない」という選択をする人が増えていると感じています。
何か寂しい気持ちにもなりますが、こうした動きは、時代の流れとして無視できないものです。
賃貸経営に携わる皆様にとっても、入居者ニーズや世代ごとの価値観を柔軟に捉えることが、今後の安定した運営において重要な視点となるのではないでしょうか。
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